住宅街の水路にグッピー?
スーパーからの帰り道こと。「きょうもコイやメダカは元気かな」と小川を覗き込むと、紫やオレンジ色のグッピーが何十匹と泳いでいた。
その小川は歩道と車道を区切るように約1メートルの幅で、井戸水を北から南へ100メートルほど流している人工の水路=兵庫県芦屋市呉川町(写真)。これまでコイやメダカのほか、カダヤシ、フナ、ナマズがいることは知っていたが、グッピーは今日が初めて。
色や尾びれが美しく、環境の変化に強いので初心者にも飼いやすいラテンアメリカ原産の熱帯魚だ。日本でも沖縄県や温泉街の下水などで野生化しているそうだが、ここ芦屋市は冬0度近くまで下がる日があり、小川に温泉が流れ込んでいることもない。越冬は無理なので、誰かが家で飼っていたグッピーを今春以降に放流したようだ。
急に華やかになった小川だが、温暖化に伴って熱帯の生物が温帯で繁殖するなか、逞しいグッピーが日本のメダカを駆逐してしまう可能性は否定できない。
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