阿佐部伸一 リポート集

東南アジアの人びと

東南アジアの人びと

リポート

タイ
ビルマ(ミャンマー)
カンボジア
ラオス、ベトナム
台湾、香港、イギリス、日本

1987年~現在
人びとの暮らしを通して主に東南アジア情勢を自主取材しています。取材時期は各記事冒頭に記し、登場人物の年齢は当時のものです。

新着ブログ

はじめに

はじめに

世界中で3億を超すとされるウェッブサイト。その中から『東南アジアの人びと』を開いて下さっていることに、深く御礼申し上げます。

もう30年ほど前のことですが、ベトナム出張を前に電気工事の作業員をやっていた元難民が、5万円カンパしてくれたことがありました。彼は私の取材がいつも赤字だということを知っていたのですが、これでは何のために南北問題をテーマに取材しているのか分からなくなってしまうので、丁重に返そうかとも思いました。しかし、彼の心意気を無下にしてもと思い、ホーチミン市で靴を売っていた彼の妹を捜し出して「お兄さんから」と100ドル札を5枚手渡しておきました。

当サイトに載せているテーマには大きな需要はありません。よって、新聞や雑誌、テレビをはじめインターネットのニュースサイトも含めた商業メディアでは報じられず、個人サイト上だから発信できているリポートも少なくありません。当然こうしたテーマでは暮らせず、日本のマスコミで38年間働いて、ニュースやドキュメンタリーだけではなく、いわゆる温泉グルメやスポーツ、音楽にも携わりました。そうして得た収入を注ぎ込んできたサイトとも言えます。

最後の勤務先を定年退職して以降は、メディア企業が娯楽や広告、或いはイベントなどの事業で採算を取っているように、小生も個人や中小企業からビデオ制作や写真撮影を請け負ったり、一般的なアルバイトをして取材資金に充てています。

資金が限られる自主取材では、する方が良いと分かっていても出来ないコトが多々あります。しかし、その代わりに所属企業やスポンサーの意向を忖度する必要はなく、自由な企画と編集が可能です。こうしたスタンスを応援してくれ、ネタ元や通訳などとして力を貸してくれている東南アジア各国と日本の友人たちのお蔭で、この取材は継続できています。この場で改めて感謝申し上げます。

今や東南アジアもとりあえず平和になり、一般市民も観光や仕事で来日できる時代となりました。多くの日本企業の海外進出も去ることながら、在留外国人は人口の3%に迫る勢いで増え続けています。当サイトが『東南アジアの人びと』と読者の皆様の相互理解の一助となれば、この上ない喜びです。

阿佐部伸一
あさべ しんいち

自己紹介

自己紹介

ジャーナリスト 阿佐部伸一
日本写真家協会 日本写真家ユニオン 日本ペンクラブ

略歴

1957年 兵庫県芦屋市生まれ
1976年 普通自動車免許取得
1979年 英国ロンドンカレッジ・オブ・プリンティング、フォトジャーナリズム科留学
同時に地方紙イースタン・デイリー・プレスで研修 ケンブリッジ大学ファースト・サティフィケート合格
1981年 大阪芸術大学写真学科を卒業し、全国紙に写真記者として入社
潜水士免許取得
大阪本社、神戸支局、西部本社に勤務
1987年 南北問題をテーマに東南アジアの自主取材を始める
1992年 全国紙を退社し、関東を拠点にフォトジャーナリスト
雑誌や通信社、テレビに寄稿
1994年 日本写真家協会会員となる
1996年 当ウェッブサイトを開設
1998年 在福岡民放局に報道部記者として中途入社、後にドキュメンタリー制作部署でディレクター
休暇を利用し、東南アジアの自主取材を続ける
2005年 日本語教師の資格取得
2011年 普通救命講習修了
2017年 民放局を定年退職し、フリーランスジャーナリストに
DPAドローン操縦士回転翼3級取得
2018年 インターネット用映像制作『アサヤン企画』起業
2020年 当サイトを全面リニューアル。新型コロナ禍で渡航できず、国内で主にコロナ関連を取材
2021年 各国の新型コロナ水際対策が緩和され、10月から東南アジア取材を再開
2024年 二等無人航空機操縦者技能証明書(ドローン国家免許)取得

寄稿媒体

毎日新聞、共同通信、朝日新聞、岩波書店、新潮社、講談社、週刊金曜日など

NHK、TBS、TXN、RKB、TVN、朝日ニュースター、Yahoo!ニュース、LOVE-FMなど

トップに戻る